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札幌発 ・ け~ぞの季節日記

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2010年 02月 25日

知床ひとり旅 ・ Part 3

二日目は、朝方に降った雪でどこまでも真っ白に眩しい中を網走方面へ向かった。


サングラスを掛けなければ、又は瞼を半分閉じなければフロントガラスから正面をまともに向く事も出来ない程だ。純白の雪の明るさ、眩しさは太陽を直視した時の突き刺すようなそれとはちょっと違う。

目に映る全ての光景に乱反射した光が、どの方向からも眼球に迫って来るような感覚。
それでも、その白銀の世界を楽しみたく、全てを見逃すまいと思えばサングラスを通して見る事がもったいなく思えて来るのだ。 

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浜小清水で原生花園に立ち寄る。 花園と云っても何も無いのだが国道と海岸の間は丘陵になっていて、展望台もある。斜里港を出てからは海岸線から離れて走るために海の様子は見えなかった。
どんな海が眺められるかワクワクしながら展望台を登り、パッと広がった風景は・・・・・(T△T)


ここでは流氷は遥か沖に離れていた。
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暫し、流氷は無くとも氷のような冷たい海を眺め、ふと下を見ると真っ白な浜辺に人が。
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雪に半分埋まってテントを張っていた。キャンプ?)゚0゚( ヒィィ  意外に死なない様だ(笑
流氷撮影目的だろうか。前夜までは岸まで迫っていた氷が翌朝には全て沖へと遠ざかり、風景が一変していたなんて事が良くあるらしい。


展望台から背後を見れば、そこは濤沸湖。 こちらは全てが氷結してまっ平らな雪の平原となっている。湖の西端(網走側)には白鳥公園という看板が見えたので立ち寄った。
一部だけ氷が張らず、そこに水鳥たちが集まっていた。売店で餌を売っており観光客がばらまく餌に寄って来ている。

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カモメを除けば全てが渡り鳥。野生だろう。 特に保護するべき鳥類では無いと思うが、観光客は何処の地でも餌を与えたがる。 官庁管理の公園では野生動物に餌を与える事を禁じている所は多いが、そういう規制は同じ北海道でも一貫していないようだ。 野生のクマに与えることは有る意味で「殺人行為」に等しいとも言えるために、モラル以前の問題だが、白鳥などの水鳥にも餌を与えるのは、客寄せだけであって他に利点は無く、けっして良いとは思えないのだが・・・・



ここ濤沸湖の周辺では、オオワシやオジロワシが見られると聞いていた。 とは言ってもどの辺りに居るのかも分からず、とりあえずキョロキョロ脇見をしながら湖岸を回る道を進むと、早速その姿を確認できた。

道路から20mほど離れて、高い木の上に居たのはオジロワシ!
知床ひとり旅 ・ Part 3_a0114629_0322325.jpg


初めて生で見る! 実にどっしりと悠然としていて、大きく黄色い嘴がなんとも誇らしげだ!
これはオオワシにも出会えると期待して湖を一回りしたが、結局一羽も見つけられなかった(-。-;)


今日の網走方面はここまでとし、濤沸湖を離れる前にコンビニで昼食を買いこみ、店の前で地元の年配男性にオオワシなどが見られるポイントを訪ねてみると、ヤンベツ川の辺りだと教えてくれた。


つづく。

by jusokita | 2010-02-25 00:46 | 冬景色


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