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札幌発 ・ け~ぞの季節日記

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2017年 09月 12日

ドローンって・・・

先日、道北の遠別町に行った際に高校時代の友人と40年振りに会った。
聞くと、友人はラジコンヘリによる撮影をやっていたそうだ。
如何にしてエンジンの振動を抑え画質を高めるかという事に、独自の技術を用いて
自分で試行錯誤を繰り返したとか。
その腕は、NHKへの映像や撮影機材提供の域まで達した。
しかし、ドローンの出現によっていとも簡単にその将来を諦めた。

人間目線で見る風景と、空撮による風景。その違いって何だろう。
ヒトが鳥の眼で地上を眺めて見たいという、永遠の希望を簡単に叶えてくれるドローン。
しかも静止画像ではなく、動画までも。 

ひとつの風景を立ち位置替えて、前に行ったり引いてみたり、
地面に伏してみたり、背伸びしたり、ちょっとした丘の上まで登ってみたり。
その都度、違った目線からの眺めを想像しながら移動を繰り返す。

そんな努力と言うか、涙ぐましい抵抗と言うのか、
何年も掛かって見つけた構図も、ドローンの目線に打ち砕かれる気がする。


過去写真だが、同じ眺めを高さを変えて撮ったもの。20m程の高低差だろうか。

ドローンって・・・_a0114629_21011662.jpg

ドローンって・・・_a0114629_21030484.jpg
高さを変えてという意味では、ドローンのそれとは比較にはならない。
更に地面に足を付けている以上は、障害物を外すにも限界が有る。

さて、ここまで書いて自分でも何が言いたいのか分からなくなってきた。
要するに鳥目線への嫉妬か?
1年前に、ドローンを買おうか望遠レンズを買おうか迷った。
迷いながら考えたのは、撮影結果をどうするの?って事だ。
鳥目線写真や空撮動画を、何処で誰に何の為に見せるのか。
それが全く思い付かない。

今までの写真は、自分が見た風景を他人にも見てもらいたい。
その風景で感じたもの伝えたい。
それだけで撮っていた。
で、この先もそれでいいんだろうか。

そんなこんなで、まるでドローン撮影もやってみようかと考えてみた結果の悩みにも感じるが、
本当は、単に今の自分の写真に行き詰まりを覚えて居るだけの事でしかない。多分。




by jusokita | 2017-09-12 21:26 | 風景


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