5月11日。 彼女の誕生日だ。
しかし、今年2月に彼女は49歳の若さで旅立った。
ここで繋がり、北区・百合が原公園温室で何度かお会いし、共に撮影を楽しんだ。
デジタル遺産とも言うのだろうか。
facebookで彼女の誕生日の知らせが来る。
つぶやきを綴ったページもそのまま残されている。
エキサイトブログもそのままだ。
確かに存在した事の証拠はそこ此処に遺されても、
既に故人となってしまった事を知る術も無いだろう。
私が知ることが出来たのは、彼女の携帯を通じてご遺族から頂いたメッセージ。
元気だったころの彼女の事を、誰かと語りたいが、そんな共通の知人は居ない。
何もしてあげられない事への無力感と虚しさだけがこみ上げる。
せめて、ここに在りし日の姿を現したい。